トレード(職業)は最上級に難しい話

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こんにちは。

 

今日は、トレードは最上級に難しいという話をしていきます。

 

何と比較して最上級に難しいかというと、他の仕事です。

 

トレードというのは本来、売買差益による利益を狙うもので、

 

お仕事なわけです。いわゆる稼業です。

 

そこでこのトレードは他の職業と比べて最上級に難しいところに位置するのではないかということですね。

 

ではさっそくみていきます。

 

 

トレードという職業が最上級な理由

 

まず、トレードがなぜ難しいかというと、

 

それは基本的には一人でやるからです。

 

もちろん他にも一人で行う仕事はたくさんあると思いますが、

 

トレードに関しては、一人でやる+教えてもらうことが希少だからです。

 

もちろんこれにもトレードスクールというものは世の中にたくさんあります。

 

ネットで検索すればいくらでも出てくるかと思います。

 

しかし問題は、日本にまだそこまで文化として根付いてないので、

 

それらを信用できるかという話です。

 

もちろんどれか気になるトレードスクールを選んで始めることは簡単かもしれません。

 

しかし、それで継続して、なおかつ実際に結果を出すまでに至るというのは、非常にハードルが高いということです。

 

例えば、これと同じことで、英会話のスクールやレッスンがあると思います。

 

電車の広告とかでよく見かけますよね。

 

英会話でこそ、ここまで必要性が叫ばれ、文化として存在するのに、

 

実際に英語を流ちょうに話せる人は、いまだ少ないと思います。

 

ここまでバックグラウンドが揃った英会話ですら、この結果なので、

 

まだ大地が育っていないトレード(ひいては投資)に関しては、圧倒的に成功者(結果を出した人)が少ないと考えるからです。

 

これがトレードが難しい最大の要因のひとつですね。

 

 

まず上手くいかない

 

上で述べたようなことを前提として話を続けますが、

 

まずトレードというのは初めは必ずといっていいほど損失を出します。

 

負けるということですね。

 

人によっても、また時期によってもこの状況は異なると思いますが、

 

その期間は、当人にとっては非常に長いはずです。

 

極端な例を出すと、1年で結果を出すと思っていた人にとっては2年かかったり、

 

5年で結果を出すぞと思ってた人が実際は10年かかるなどのイメージ。

 

つまり自分が思い描いている世界よりも一回り難しい世界が待っているということです。

 

ここで大半の人は脱落していきます。

 

FXにはこんなデータがあります。

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年間の利益の人数をパーセンテージにしたものらしいですが、

 

上の図から、年間で「+100万以上利益」を出しているトレーダーを、勝っているトレーダーと定義した場合、

 

平均して上位10%前後が勝っているトレーダーということになります。

 

つまり残りの9割はトントンか、負けているということです。

 

さらに、今年は勝って翌年は負けるみたいなことも全然ある世界なので、

 

常に勝ち続けるということがいかに難しいかということが分かります。

 

 

企業と比較する

 

似たようなデータで、起業のデータがあると思います。

 

世の中では毎年新しい会社が生まれます。

 

しかしながら、その中で1年間生存できる会社はやはり少数だと考えられます。

 

business.nikkei.com

 

この記事には10年後にも生存している企業はわずか6.3%という数字が書かれています。

 

もちろんこれはベンチャー企業というくくりの中であって、個人で開業した人や、このデータには載ってこない会社(企業)もたくさんあると思います。

 

しかしながら、目安としての信ぴょう性はあると思うし、

 

一つ言えることは、生き残るというのはどの世界でもそれほどに難しいということ。

 

一方で、トレーダーはどうでしょうか。

 

前述の通り、1年間を通して勝てるトレーダーは約1割。

 

企業においては10年で約10%弱が生き残る計算だけど、トレーダーは1年で10%という計算になる。

 

つまりトレーダーのほうが10倍は難しいということ。

 

もちろんこれも表面上の数字を比較しただけであって、

 

向き不向きの性格的な部分や、

 

今までの環境にも大きく左右されると思います。

 

なのでどちらが難しいと一概には言えませんが、

 

ひとつ言えるのは、トレーダーという職業は圧倒的に不利な状況にあるということ。

 

なぜかというと、そもそも勝つことすら難しい世界で、なおかつその文化が根付いていない、

 

言ってみれば怪しい世界だからです。

 

一般的な感覚からすると、この状況ではトレードを続けることすら難しいのではないかと感じます。

 

 

孤独との闘い

 

トレーダーという職業は、華やかな結果だけを見れば、

 

億トレーダーなどともてはやされることもあるけど、

 

実際は、地獄のような茨の道が待っているということです。

 

まずこれらの前提を踏まえた上で、

 

最後に追い打ちをかけるのが、孤独との闘いです。

 

人間は本来は、集団で行動するような脳の構造になっているような気がします。

 

なぜかというと、今までの歴史を振り返っても、そのようにして大衆は進化をとげてきたから。

 

村を作り、街を作り、学校を作り、会社を作る、、

 

これらは全て集団を前提としています。

 

なので本能的には集団でいることのほうが、安心できるのではないかと感じるわけです。

 

一方で、トレードの世界はどこまでいっても孤独です。

 

誰かの助けを借りながら歩んでくことはできません。

 

初歩的なことは最初他人から教わったとしても、最終的には、

 

自分の武器を磨き、戦いに自ら挑んでいかなければなりません。

 

これはある意味では武道に近いのかもしれない。

 

昔から一匹狼のような武士は存在していたと思いうけど、

 

本来的には、このような孤独を愛する人がトレードの世界には向いているのかもしれません。

 

僕も幸いに、この孤独と向き合うことが向いていて、一人の時間を大切にする人間なので、

 

トレーダーとしての素質は備わっているのかもしれない。

 

ただ、勝てるかどうかとはまた別の問題。

 

つまりここでは何が言いたいかというと、まずは「孤独と向き合う覚悟があるか」という話で、

 

これがトレーダーとしての第一条件ではないかと感じます。

 

 

まとめ

 

どの世界でも上手くいってる人とそうでない人がいます。

 

これの違いは何かと考えたときに、

 

ひとつ「信じれるかどうか」があるような気がします。

 

努力をする人は、泣き言をいいません。

 

今の環境を恨んだりしません。

 

よく言われることですが、配られたカードで、真剣に勝負をしています。

 

そこに言い訳は一切ないということですね。

 

これの根本になるのは、やはり自分を信じれるかどうか。

 

自分を信じることができない人は、他人のせいにします。責任を転嫁してきます。

 

これではやはり深く進むことはできないのかもしれません。

 

今回も最後までありがとうございました。

 

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