では、続きから。
【書き起こし】
はい、では続きを話していこうと思います。
十字軍の話でしたね。
戦争すると経済が生まれる、つまり貨幣経済が成り立つ、というのは戦争するにはメシが必要、ホテルが必要ですね、宿。
だから商売がそこで成り立つんですね。
人と人が交流するところには、金が生まれてくるんですよ。
これはもう絶対ですね。
金っていう概念がなくても、金に変わる何かが生まれるんですよ。
そうしないと成り立たないから。
商品交換の場として都市が生まれた。それが都市なわけですよ。
畑以外の場所。畑しかないんだから、その時は。
畑しかないところに都市が生まれたらそれは大きな違いですよ。
ど田舎に丸ビルみたいなのが現れるようなものですよ。
そこでみんな、人が集まっていく。
畑だとどこにいっても畑だから動く必要がないわけですよ。
でですよ、この十字軍で、ヨーロッパとアジアのビジネスが始まるんですね。
これはいわゆる物販が始まるんですよ。
貿易業が始まった訳ですよ。貿易業の原理ですね。
移動ビジネス、アジアのものを持ってきたり、ヨーロッパものを持ってきたりして物々交換が始まった。
ていう話で、貨幣経済が成り立つよねって話。
また、それとは別にですね、十字軍の戦争によってキリスト教であるローマ教皇が負けました。
イスラム教が勝ちました、で戦争するには誰が必要でしたか。軍人ですよね。
軍人て誰だっけ。これが領主なんですね。
御恩と奉公の、奉公してるやつらです。
土地あげましたね、主君が。
もらった土地で農民をこき使っていた、軍人が。
つまり、主君、領主、農民なんですよこれは。
けど、普段戦争がないときは軍人が偉そうにしてるわけです。
戦争あったら、戦わなければならない。
てことは、て話なんですね。
では軍人はどうなの、死んじゃうじゃないですか。
いなくなるんですよ。
封建領主と教会の没落というおまけまでついてくると。
もともと騎士が、つまり軍人がですね、封建領主になれたのは軍事奉仕をするからだ。
戦があれば当然出陣しますよね。
で、死にまくったと。てことは誰が偉くなるのか?
農民が偉くなるんですよ。農民の中には収めるはずの年貢を丸々着服できたと。
これがですね、独立自営農民という資本家の卵となりまして、
後々のブルジョワ人になるような人たちです。
そのフランスの市民革命の時とかに、ブルジョワ人つまり市民になる。やつらの卵ですね。
これをヨーマンリーというらしいです。
で、さらに教会も没落しています。
ローマ教皇が滅びますから。
で、ヨーロッパ最大にして各国の国王も逆らえないほどの権威を確立していた、ということなんですけど、
要は、領主のひとりであった教会ってやつもですね戦争で負けて滅びていくわけですね。
で、教会がですね、「エルサレム返せ」と言ってですね。十字軍の遠征によってイスラム教にケンカ売ったんだけど、
キリスト教の教会たちは負けてしまうわけです。
でですよ、領民残りましたね。
けど領主、軍人ですね。こいつら死にました。
で、さっき3人しかいないと言いましたけど、
別で教会も死にました。
教会てのも封建制度の領主なので、要は軍人みたいなもんなんですよ。
軍人の一部といったほうが正しいですかね。
で次に、王様。
「オッシャー」となりますよね、これは。
教会のほうが偉い、領主どものほうがなぜか偉い、、なんなんだこれはと。なるわけじゃないですか。
で、ここにいろいろ書いてありますけど。
王様はもともと偉かったんですけど、また偉くなったよね。
超偉くなっちゃうよね。これが絶対王政です。
絶対王政、超大事ですから。
王様が一番偉い社会です、これは。
今だったら資本主義ですね、日本は。
お金を持ってるやつが、物は買えるじゃないですか。
この時は王様が何か言えばそれが全てだったんですね。
というわけでこの絶対王政というのを理解したうえで、十字軍から絶対王政になったんだよと。
十字軍遠征したからみんなぶっ飛びました。
軍人も消えました、教会も消えました、王様の地位が戻ってきた。
あとは農民が微妙にいるよね。
これが十字軍遠征によって得られた結果ですね。
では次は、絶対王政について話していきます。