文化流水理論について

f:id:ntsalon:20211013102634j:plain


こんにちは。

 

今日はこの「文化流水理論」について。

 

大事な考え方だと思いますので、深掘りしていこうと思います。

 

ではさっそくみていきましょう。

 

■文化流水理論とは

 

 藤田はそんな常識が支配する日本でハンバーガービジネスを展開するのに、「文化流水理論」を採った。「文化というものは高きところから低きところに水のように流れる」、つまり知識や情報はすべて「上から下へ流れる」という理論だ。

アメリカという日本より高い文化のある国で、ハンバーガーとポテトがはやっているのであれば、日本が黒髪とみそ汁と米の文化の国だとしても、将来は金髪の女の子がハンバーガーとポテトを食べていてもおかしくはない」(藤田)

 

この言葉の通り、文化は高いところから低いところへ流れていくという考え方です。

 

水の源泉は山から湧き上がり、それが川を作り、やがて海へと流れていきます。

 

言われてみればそうだよねというようなことでも実際にそれをビジネスに活かすことができる人は極稀です。

 

ではこれまでの事例を見ていきましょう。

 

例えば、野球。

 

これもアメリカで誕生したスポーツです。

 

アメリカの文化が日本にやってきて、戦後の当時大ブームを巻き起こしたわけですね。

 

また、今で言うと宇宙事業があります。

 

これも現在はアメリカが主導していて、すでに宇宙へ飛び立っている富裕層が多くいます。

 

これがやがて文化となって各国に行き渡っていくと思います。

 

つまり何が言いたいかというと、私のような凡人に何ができるかと考えたときに、

 

少しでも高い文化に触れ、それを下に流していくということが重要ではないかと考えます。

 

■行動する人、行動しない人

 

なぜ自ら高い文化を取りに行き、下へ流していく必要があるかというと、

 

世の中には行動する人と、行動しない人がいるからです。

 

僕は行動するほうだと思っていますが、

 

やはり周りにも全く行動しない人がたくさんいます。

 

感覚としては、行動しない人のほうが多いと思われます。

 

なので行動する人間として行動しない人へ文化を流すという行為は非常に重要です。

 

これは何も行動する人が偉いとか、素晴らしいという話ではありません。

 

おそらく性格とか、その人の在り方だと思っています。

 

動物で言うと、犬がいたり猫がいたり、ライオンがいたり鹿がいたり、、、

 

昆虫や爬虫類が存在するし、海には魚がいます。

 

つまり自然界でもそれぞれに立ち位置や役割があるように、人間にもそのような「役割」があると考えるからです。

 

何も全員が、東大目指して勉強する必要はないし、かといって全員が野球をやらないといけないわけではありません。

 

それぞれの性格があり、一人一人にやりたいことや夢や目標があるのです。

 

■原理

 

話を戻しますが、文化流水理論というのは高いところから低いところへ文化は流れるということでしたが、

 

これがいわゆる原理です。

 

世の中にはこの原理というものが多く存在していて、実はいろいろなものをこの原理が支配しています。

 

例えば、人間は必ずお腹が減ります。

 

あとは嫌なことを人から言われるとイラっとします。

 

こういった原理が私たちの日常の世界を成立させているといっても大げさではありません。

 

そして世の中の成功者はこの原理や原則といった普遍的なものを非常に重要視します。

 

なぜなら、原理原則というのはほとんど間違うことがなく、その通りになる可能性が非常に高いからです。

 

話を戻しますと、アメリカではハンバーガーというものが食の文化として存在していました。

 

当時1980年代くらいは、ハンバーガーというのは日本よりアメリカのほうが文化として高かったわけです。

 

だから日本へその文化を持ってきても流行ったということですね。

 

ここで必要なことは2つです。

 

まずひとつにハンバーガーはアメリカの文化であって他国より高いところに位置しているということに着眼できるかどうか。

 

そしてもうひとつは、その文化を実際に日本(低いところ)へ持ってくるという行動力です。

 

今は昔より、よりグローバルな世界になりましたが、まだまだ文化の高低や、情報の非対称性は存在しています。

 

そして、どこまでいってもこれが全て「平(たいら)」になることはありません。

 

つまりこれからもこのように文化や情報の非対称性を使ってお金持ちは生まれてくるということです。

 

そして、それを使っていかなくてはいけません。

 

昔、日本が幕末の時、海外の文化を取り入れようとした志士たちのように、

 

これからもいいものを取り入れ、古いものは捨て去り、自らを変化させ進化していかなくてはいけないということですね。

 

■まとめ

 

理論というのはつまり抽象化しているということです。

 

このように世の中の具体的なものを抽象化して考えるといろいろなヒントが見えてくる気がします。

 

普通は、このドラマは流行っているから観る、そして面白いと感じるだけだけど、

 

抽象化できる人は「なぜ面白いのだろう」と考えます。

 

これは単純にお金儲けをしたいだけの人もいるだろうし、純粋になぜの部分が気になり、哲学的にその解を求める人がいると思います。

 

まとまらなくなってきたのでまとめますが、

 

まず今自分はどこにいて、そしてどこへ向かっているのかということを俯瞰して把握することが重要です。

 

その上で、その目的地にたどり着くために何が必要でどのくらいの期間がかかるのか。

 

そのためにいろいろな知識や知恵があるということですね。

 

今回も最後までありがとうございました。

 

f:id:ntsalon:20211013102702j:plain