ブランディングについて

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こんにちは。

 

今日はブランディングについて。

 

世の中にはたくさんのブランドや商品が存在しています。

 

その中でも人気なものやそうではないもの。

 

長年愛されるものからすぐに飽きられてしまうものまで様々。

 

これらの違いは何でしょうか?

 

また、長年愛されるブランドを作るにはどのような要素が必要なのでしょうか。

 

この辺に関して考察していきます。

 

ではさっそくみていきましょう。

 

■まずはじめに

 

まず最初に、僕は今アパレルブランドを立ち上げようとしています。

 

系統はストリート系です。

 

デザインなどで売れるとは思っていないので、

 

どちらかというと信念とか覚悟をブランドのコアにして確立していこうと考えています。

 

例えば、男性でよくあると思うのですが、外見はあまりカッコよくないけどモテるという人は意外と多いと思います。

 

僕のアパレルのブランドイメージはこれです。

 

要するに目に見えない部分に訴求してカッコいいと思ってもらいたいと思っています。

 

そしてそれは可能だと思っています。

 

■アパレルを選ぶとき

 

なぜそれが可能かというと、服を選ぶときというのは必ずしも外見だけでは判断していないということです。

 

例えば、ユニクロでかっこいいTシャツが売っていたとしましょう。

 

もちろんそのデザイン自体に魅力があったということですが、半分はやはりユニクロブランドという付加価値があってこそ「買いたい」と思うからです。

 

ではあとは、古着屋ではどうでしょう。

 

古着屋でかっこいいジャケットが売っていたとしましょう。それが買いたくなる理由とういうのは「古着屋に売っているカッコイイジャケットを探して買っている自分カッコイイ」ということが言えるかもしれません。

 

少し話が逸れましたが、つまりアパレルを買う時というのは少なからず目に見えない付加価値が存在するということです。

 

ある意味でどの商品やサービスでも言えることかもしれませんね。

 

したがって、アパレルを作るにしても買う人にとって魅力があるということになれば、買ってもらえる可能性は高くなるということです。

 

■付加価値の創造

 

ではその付加価値をどのようにしてつけていくかという話。

 

付加価値とは、商品やサービスが本来持っている価値に、
プラスα(アルファ)で付け加える価値のことを指します。

他社の類似商品と明確な違いを打ち出すことで、
顧客にアピールし売上の拡大も狙うのが目的です。

 

 

付加価値とは本来心の中にあるものです。つまり心の中につけていくものです。

 

例えば有名なキャッチコピーで「NOミュージック、NOライフ」というものがあります。

 

これを音楽関係の大企業がTシャツにプリントして作った場合と、

 

一般の個人がほとんど同じようなTシャツを作った場合にはどちらが付加価値があるかということです。

 

もちろん一般の個人というのは、そもそもファンが少ないと思いますし、Tシャツを売るとなってもそのルートを確保することすらまずは難しいと思います。

 

それは置いといたとしても、似たようなデザインやメッセージだったとしても、

 

何を言うかではなく、誰が言うかでその価値は変わってくるのではないかという話です。

 

よく聞くようなフレーズかもしれませんが、これの本当の意味を考えましょうということです。

 

上の例の場合なぜ音楽関連の会社がメッセージとしてのTシャツを販売した時に、ファンは付加価値を感じ取ってくれるのかということです。

 

まずはこれまでの会社の歴史があります。

 

また過去のイベントに参加した人もいるかもしれません。店頭でCDを買ったことがある人もいるでしょう。

 

つまり思い入れがあります。

 

よくお世話になったということを言いますが、この記憶やその時に何を思ったかという感情がそのブランドそのものになるのです。

 

つまりブランドとは人々のイメージであり感情です。

 

カッコいい、キレイ、楽しい、欲しい、自慢したい、、、、、

 

これらの感情に焦点を当て人々の感情に訴求していきます。

 

これこそがブランディングではないでしょうか。

 

つまりブランドというのは、あくまで付加価値としての目に見えない部分が大半を占め、

 

それらを人々の感情に訴えかけ、訴求して、あくまで他者がどう思ってくれるか、きっとこう思ってくれるのではないか、もしくはこう思ってほしい、

 

というイメージの情報戦です。ときにこれは空中戦と呼ばれたりします。

 

■これまでのブランディング

 

まずこれまでのブランドの要素を分解していきましょう。

 

ブランドといえばルイヴィトンがあります。

 

これはアパレルからバック、財布、アクセサリー類まで幅広く手掛けています。

 

まずその原材料を見てみると、およそ特別なものは使っていないと思います。

 

繊維であったり、皮であったり、シルバーであったり。

 

要するに頑張れば私たちでも手に入るような素材です。

 

しかしルイヴィトンというのは全世界に進出していて圧倒的なブランド界の王者です。誰もが知っている存在です。

 

なぜこのようなブランドのなることができたのでしょうか。

 

僕なんかが分析するなんて大変おこがましいですが、アパレルを志すものとして勉強するのは当然のことです。

 

まずルイヴィトンは値段が高いです。ハイブランドとしてその地位を確立しています。

 

先ほども言いましたがほとんど素材は一般的にも手に入るようなものだと思います。(もちろん簡単ではないかもしれないが)

 

つまり原価はそれほど高くないということです。

 

それなのに高い値段をつけて売っているということはここに秘密があるということです。

 

原価というのは普通に消費者として生活していると見えないものですが、

 

例えばTシャツの原材料としての原価は非常に低いと思います。

 

ハイブランドの原価率は20~30%前後というデータがあります。

 

ルイ・ヴィトン ・・・ 約35%

エルメス ・・・ 約34%

プラダ ・・・ 約28%

モンクレール ・・・ 約24%

 

 

つまり原価率30%というのは、

 

10万円の商品の場合、3万円が原価ということです。

 

残りの7万円の部分が会社の利益ということになりますね。

 

つまりこれがブランド戦略の付加価値の部分です。

 

高いというのはそれ自体がブランディングです。

 

では値段を高く設定すると何が起こるのでしょか?

 

単純に値段が高いので、お金に余裕がないと買うことができません。

 

一般的にお金持ちというのは、リテラシーが高かったりスマートです。

 

つまり客層として優良な顧客が多くなるという傾向があると思ます。

 

もともとそういった「富裕層」がターゲットということですね。

 

あとは店舗自体を、各国の首都に置くようにしたり、その中でも旗本店は一等地に置きます。これもブランディングのひとつですね。

 

あとはモデルも起用します。ホームページは一流のデザインで、モデルも一流です。

 

つまりブランドを確立させるために抜け目ないということです。

 

ルイ・ヴィトンのブランドコアは自らハイブランドであり続けるという覚悟ではないかと思うのです。

 

王者になった今でさえも常に次の一手を打って、攻め続けています。

 

これが王者たる所以です。

 

■再現は可能か

 

ではこれらブランドを確立するにあたって、

 

僕ら一般人が真似をしたとして、それが再現できるのかという話です。

 

もちろん世界有数の企業になるというのはやや無謀かもしれません。

 

しかし、ファンに愛されるブランドを作るということはできるかもしれません。

 

なぜならどこの地方にも愛されている食堂やお店というのは存在しているからです。

 

つまり誰に届けたいのかというターゲットを絞って、そこに向けて訴求し、ブランドを確立していくのが王道ということです。

 

■まとめ

 

まとまらなくなってきたので、まとめます。

 

つまりブランディングとは自分のエゴを押し付けるものではなく、

 

相手に合わせて作り上げていくものではないかと思います。

 

よくアーティストなんかも「ファンのおかげです」なんてことをよく言いますが、

 

あれは結構真実に近いと思います。

 

ブランドがあるというのはそこに支持者がいるということです。

 

今回も最後までありがとうございました。