形にすることの重要性

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こんにちは。

 

今日はこの「形にする重要性」という話をしていきます。

 

よく頑張っているけど結果にならないということを聞いたりします。

 

また僕自身もいまひとつ力になっているのかと不安になることもあります。

 

なぜこういった現象が起きてしまうのかということを検証していきたいと思います。

 

ではさっそくみていきましょう。

 

 

◆学校での勉強の弊害

 

いきなりディスから始まってしまうような感じですが、

 

今の日本の教育は、受動的な勉強がほとんどです。

 

要するに与えられた課題をこなしていくというスタイル。

 

しかしこれが通用するのは、一般的な層に対してです。

 

もちろんこれが悪いということではありませんが、

 

これだけでは満足しない人がいるのも事実です。

 

それが世にいうアッパー層とか富裕層という人たちですね。

 

彼らは自ら仕事を創り出し、その報酬を得ています。

 

学校の勉強からはやや話が逸れましたが、

 

実は、結果を出すというのは当たり前ですが、能動的な勉強が求められるわけです。

 

しかし、今まで能動的に勉強してこなかった私たちは社会に出てから困ってしまうのです。

 

これが、成功者とそうでない人とを分けてしまうということですね。

 

 

◆成果を残す

 

まずここでは分かりやすいように、成功者と一般の人という分け方で定義していきます。

 

今まで自ら(成果を)作り出すことをしてこなかった一般の人は、いってみれば何も持っていないのです。

 

例えば、テストしてみて〇〇点だったというように勉強していきますが、

 

実際はそれは成果ではないわけです。

 

もちろんその延長線上に、大学入学や就職といった「成果」を手にすることになるのですが、

 

これは言ってみれば、与えられた成果であって、自ら作り出した成果ではないわけです。

 

一方、成功者は自ら成果を創り出します。

 

分かりやすく言うと、キャッシュを生み出します。

 

これが資本市場における成果です。

 

なんとなく結果が出ずにもやもやするという人はキャッシュを生み出していないということになります。

 

なぜキャッシュかというと、今の私たちの生きる社会が資本主義というルールの上に成り立っているからです。

 

もしこれが資本主義(のルール)ではない、全く別の主義で動いているのであれば、その主義(ルール)に則る必要があります。

 

つまり今の社会で生きる以上、この資本主義のルールは絶対ということですね。

 

例えばサッカーでも手を使えば、ペナルティを受けます。これは絶対です。

 

それと一緒ですね。

 

なので、まずは結果を残すということにフォーカスし、それはイコールキャッシュだということです。

 

ここに疑いの余地は一切ありません。

 

 

言語化する

 

世の中の成功者は、あらゆる事象を言語化してきます。

 

なぜアイデアを再現できる人とできない人に分かれるかというと、

 

この言語化できるかどうかがカギとなってきます。

 

世の中には具体と抽象という概念があります。

 

例えば、有名な芸能人がいて、固有名詞を上げればそれは具体です。

 

例えば、島田紳助とか、松本人志とか、他にも色々いますが、

 

いわゆる芸能界の成功者がいたとして、彼ら個々の人生というのは具体です。

 

しかしながら彼らに共通する事象もあるはずです。

 

例えば、努力をしているとか自信があるとか、、、こういった概念が抽象です。

 

成功する人は、この先人である他の成功者を抽象化することが得意です。

 

さらにそれを言語化してきます。

 

なぜ言語化するかというと、それによって応用することができ、再現することができるからですね。

 

よく再現性なんて言葉がありますが、成功者にとっては不要な謳い文句なわけです。

 

なぜなら勝手に抽象化して言語化して再現してしまうからです。

 

要するに、言語化するということが非常に重要です。

 

世の中には「知ったか」という言葉がありますが、

 

これは非常に的を得ていて、大半の人は「知った」だけで終わってしまうのです。

 

知ることは意外と簡単です。

 

例えば、算数でも1+1=2という計算式は、誰でも解けると思います。

 

これが知るということです。

 

しかし成功者はこれを抽象化して、さらに言語化までしているのです。

 

そして実際に自分でその計算式を利用して、キャッシュを生み出しているということです。

 

この言語化するという能力は、非常に高度です。

 

どうすればいいかというとまずは訓練しかありません。

 

 

◆仮説と検証

 

その次に大切なのが、仮説と検証です。

 

仮説は、いわゆる抽象化して言語化した時点でほぼ出来上がってくるかと思います。

 

例えば、1+1=2だとすれば、1+1+1=3なんじゃないか?という感じです。

 

これが現実世界だとさらに複雑になってきますから、

 

仮説を立てて、それがあっているかという検証が必要です。

 

もしそれがあっていたらそのまま継続していき、もし間違っているのであれば、

 

どこが間違っていたのかという作業をしていきます。

 

そしてそれを改善していきます。

 

これの繰り返しですね。

 

 

◆データを追う

 

この時に大切なのがデータです。

 

なぜがというと今までのデータが次の仮説の役に立ってくるからです。

 

データというのはいわば「定量」の領域です。

 

一般の人は感情だけで物事を判断しがちで、これは「定性」と言ったりします。

 

しかし成果を求めるときには絶対的にこの「定量」が必要になってくるのです。

 

なぜかというと人間の感情や記憶ほど曖昧なものはないからです。

 

何となくの記憶で毎回仕事をしていたら仮説もなにも立てられないわけです。

 

しかし、1が月、半年、1年といった正確なデータがあればそれに基づいて根拠のある仮説が立てられるわけです。

 

データの重要性はいろいろなところで説かれていますが、

 

実際に使いこなしている人というのはごく一部ということですね。

 

なぜなら前述したように、データを見て「知っている」だけでは何も意味を持たないからです。

 

そこから発展していき、抽象化して言語化することによって初めて意味を成してくるからです。

 

 

◆まとめ

 

成功までの道のりは非常に長いです。

 

人間は途中で飽きてしまいますから、

 

だいたいが「知る」だけで終わってしまうのです。

 

これが世の中に口だけ達者な人が多い理由ですね。

 

沈黙を守ることは誰にとっても簡単なことではありません。

 

結果が出るまで沈黙を貫くことができるかどうか。

 

これがひとつ成功者を創る重要な要素だと思います。

 

今回も最後までありがとうございました。

 

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